PAST ACTIVITY
セレニティから歩いて30分くらいの所に「花の丘農林公苑」という公園があります。 5月の連休前のある日、友人二人と連れだって、「花の丘」に散歩に行きました。 その日は朝からまさに新緑の季節にふさわしいお天気でした。 尋ねてくれた友人達と持ち寄った簡単な昼食を楽しくいただき、お喋りに花が咲き、それも一段落。ちょっと外を歩こうと言うことになり、「仕事があるから」と私はいったんは断ったものの、結局3人一緒に行くことになりました。
おそらく、いつもの私だったら、「まじめに」仕事をしていたはずのところです。そして一人パソコンに向かいながら、「やっぱり行けば良かったあ・・・」とため息混じりに外を眺めたりしていたかもしれません。 でも、この日は思い切って「仕事はたまっているけれど、エーイ、ままよ!」とばかりに、遊びに飛び出したのであります。
そして、行ってよかったあ! 公園の樹木は、数年前の建設当初はまだ木も小さく、樹種も少なくてちょっと寂しかったのですが、すっかり木々が育ち、落ち着いた木陰をつくっていました。また、色とりどりの花々、特にチューリップ祭りとやらで、まさに<春>一色でした。
ということで、私たち3人、公園の空気を思い切り吸って、植物と戯れながら、遊び回ってきました。幼児をつれた親子、ジョギングをする人、散歩のお年寄り、木陰の丸テーブルで勉強する学生、などなど、人もまばらな平日の広い公園は、春の日差しとゆっくり流れる午後の時間の中で、さっきまでの街の喧噪が嘘のような別世界でした。
とろーりとろーり、白い花を付けた香りのする桜の木の下でまどろんだり、踊ったり、声を出したり・・・。 「最近<丸>に凝ってるの」という友人のK子ちゃん、公園の入り口のデージーのまあるいピンクの花を「まるまるちゃん」と呼んで感激。 「東京のデージーはもっと平べったくて…」と。確かにそのデージーときたらこんもりと<まんまる>なので、私もビックリ。
Y子さんは風のようにそよそよと植物と戯れて、いつの間にか木々の間を縫って踊っていました。私ものんびりポケーッと散歩。
2時間もいたでしょうか、何もしないで、のんびりとその場の空気と戯れているなんて、なんと贅沢でしょうと、3人で感謝しました。
陽の傾きかけた公園を背に、また来ようねと言いながら、トコトコ帰ってきたのですが、セレニティの近くまで来たとたん、「ゴーッ」というトラックの騒音に圧倒され、たちまち現実に引き戻されました。
でも、<命の洗濯>という月並みな言葉が、まさにピッタリな表現の一日でした。 「行って良かった!」さあ、またがんばるぞ。 これが目下の私の原動力です。 今度、こんなふうにお天気のよいときに、みんなで行けたらいいですね! (そうだ、そんな企画を作れば?)
…………
<「a fool」の夢?>
先日の瞑想会で、参加者が揃うまでのちょっとした遊びで、タロットカードをひいた。 ある人がひいたカードに「a fool」と出た。 そのときの講師のことばを私なりにまとめると、 【 この場合の「a fool」は単なる愚か者を意味しない。古来、新しいものは常に、社会通念から見ると「なんと愚かなこと」というような行動から、生まれてきた。
自分が必要と感じたことを自信を持って進めていくところから本来の自分の歩みが始まる。それはひょっとしたら他人から見て愚かと映るかもしれないが、foolであることを恐れることはない。 】
ウ~ン、むずかしい。 でも、なんと示唆に富んだ言葉。 というわけで私はこの言葉に勇気を得て、愚か者になることを怖れず、慎重に、しかし必要と思ったことには勇気を持って取り組む、そんな姿勢でセレニティの活動に臨めたらと思った。
セレニティに私が託している夢は途方もない夢かもしれないが、夢を追う愚か者になることを怖れずにいたい。
…………
<その他の情報発信について>
電子メールでは大本から折に触れ、平和や環境などに関わる情報をお送りしたり、ご協力をお願いしたりしています。 もちろんこれらは、特定の政治や宗教上の思想信条によるものでは一切ありません。大本個人の一市民としての判断による社会活動とご理解いただければ幸いです。
とりわけ溢れる情報の中、大手メディアやマスコミを通しては得られない貴重な情報と思われるものを、十分とは言えませんが大本が知り得た情報ソースから選別して送らせていただいています。
紙媒体でもお知らせしたいのですが、即時性と手数の関係で、目下のところ、電子メールのみでのお知らせとなっています。 こうした活動についてのご意見(賛否を含め)やご批判なども、ぜひお聞かせください。
私はこれらの活動がすべて、カウンセリング活動を中心として「女性・子育て・教育」を柱とするセレニティ・カウンセリングルームのバックボーンとなるものと考えています。
インドのカルカッタのNPO法人レインボーホームに駐在している池田です。
インドは毎日、クソ暑くなってきました。 とにかく暑いんです。日中最高気温は40℃くらいになる毎日です。 日本では桜が満開の季節だとか… 私の故郷岩手県では、毎年5月の連休、ゴールデンウイークに満開になっていました。きっと今年も満開で、川沿いや山沿いの桜並木の場所は花見で賑やかになっている事でしょう。
☆☆ああ日本が恋しい、故郷が恋しい…☆☆
という気持ちが前よりも多くなってきたような気がします。 何にしても、日本食と温泉が恋しいです。 インドを嫌いになったわけじゃありませんが、なんと言っても故郷が1番です。
私のハッピーパラダイスは、岩手県の露天風呂 !! 満天の星を眺めながら、ゆっくりと浸かる露天風呂は最高です。 特に冬のスキー帰りに浸かる露天風呂は、この世の天国だと思います !!。
去年の11月に一時帰国した時にはスケジュールがみっちりあって、岩手県に帰る事はできませんでした。 今年の11月こそは、スキーと温泉と和食を満喫できるスケジュールを組みたいと思っています。
とは言え、レインボーホームの子ども達は私が日本に帰るのを好みません。 日本どころか、となりのバングラディッシュに行くにしても「どうして行くのか?」「行かなきゃいけないのか?」「いつ帰ってくるのか?」と必死に聞いてきます。
それで日本ともなると「行かないで欲しい…」 と涙目で懇願する子もいます。 今まで数人の日本人ボランティアが日本に帰りましたから、日本人が日本に行くという事は、ずっと会えなくなるという事だと思っているようです。 それは事実ですが…。
子ども達にとっての故郷はインドです。 今女の子15人、男の子15人のちょうど30人です。 この子達はそれぞれ違った所からホームに来ています。それでも長く居る子はみんな兄弟、姉妹のような感覚になっている事でしょう。 それで大きくなったら『またレインボーホームに遊びに行きたい』と思うかも知れません。 その時のホームと今のホームが変化していたら喜ぶでしょうか? 悲しむでしょうか?
どちらにせよ、子ども達の故郷のような場所にホームがなるかも知れません。 それまで私はここに居るのか?ここには居ないのか? 正直な話、定かではありません。 いずれにせよ、早ければ8年後にはこのホームを巣立つ子供が出て来ます。
その子の気持ちの中には私やインド人スタッフ、またはボランティアの人達が、子供の頃の記憶として残る事でしょう。 私自身も子供の頃の記憶にはお婆さんや叔母さん達の優しさが、鮮明に記憶されています。 あの頃を思い返すと懐かしくて、故郷を偲ぶ思いに駆られます。
前のセレニティ通信にも書いたかも知れませんが、私が子ども達に望む事は、《忍耐心と分かち合い、助け合いの精神》を持ってもらう事です。 分かち合い、助け合うのが自然な生き方だという感覚を持ってもらいたいんです。ですから子ども達の記憶に残る私は、そういう生き方を普通にしていた存在として残しておきたいです。
口で言うよりは態度で示した方が記憶として残ると思いますし、真似する事も出来ると思います。 ですから私自身が、忍耐心と分かち合いを自然にできるようにならないといけません。 その為のガイダンスをアーユルヴェーダ(インド伝承医学)や、マザーハウスのシスターの話に模索しています。
<ピースウォーク>(30代・男性)
ピースウォーク行ってきました。 昨日は激しい雨と風で、傘も壊れてかなり全身ずぶぬれ状態でした。プラカードもボロボロです。前回とは打って変わって悲壮感ただよう感もありました。しかし、歩いているうちにだんだんテンションも高くなり「雨にぬれてもいーや」と楽しくなりました。
途中で娘が寝てしまい、抱っこをしながら歩くのは結構疲れました。 うちらの後ろの列の人たちは、今回結婚をされたそうで、ピースウエディングと書いた横断幕をもって、新婦さんはウエディングドレスを着て歩いてました。すばらしい!
<子育て勉強会とともに>(30代・女性)
ゴールデンウィーク後半、妹が幼い子どもを連れて泊まりに来てくれた。彼女が帰り際、「お姉ちゃん、この家の空気が変わったね。楽だったわ。」と言った。
二女が生後半年の頃、夫と私の間には、すきま風が吹き始めていた。夫婦関係がしっくりこなくなり「離婚」という二文字が頭をよぎるようになった。 そんな時、セレニティで行われていた「子育て勉強会」に出席するようになった。大本先生や勉強会に参加している仲間と本音でぶつかりあいながら、幾時間が過ぎたろう。気づけば、二女は、幼稚園年中組。おっぱいをあげながら、「夫と心が通い合わず苦しい・・。」と涙を流した勉強会。 もっと話したいことがあったのに、娘がぐずって早退した勉強会。
夫婦二人きりで向き合うことに限界を感じた春、三組の夫婦が顔を合わせた。 やっぱり男社会の日本だから、仕事のため、女性だけの出席で勉強会が行われることもあったけれど、大本先生指導のもと、夫婦で学べてよかったなーと思う。
夫婦、家族の間には、様々な風が通りぬけるけれど、月に一回、「勉強会」で顔を合わせる仲間のお陰で、今までやってこられた。 夫とは、まだ手をつなぎあえる夫婦関係にはなれていないけれど、…なぜだろう…、今年の春は、私の頬をそよ風がなでてくれている。